広島大学 大学院先端物質科学研究科 半導体集積科学専攻

半導体集積科学専攻とは

 私たちは,ナノスケールのトランジスタと電波や光に応答する素子の原理,構造,製造法の開拓や,最先端の理論に基づく回路・アーキテクチャとモデリング・設計技術の探究から,高度な認識・制御や超高速通信を,極限的な低エネルギーと小型,軽量で実現する研究を行っています。高度情報社会を支えてきたインターネット,モバイル通信,コンピュータ,デジタル家電,ロボットなどの心臓部は半導体集積エレクトロニクスによって実現されています。今後は,持続可能な社会に必要な低環境負荷・低消費エネルギーで高機能・高性能な情報機器を実現しなければなりません。社会や産業界から,大学には新しい時代に対応した新しい発想の研究と教育が強く要請されているのです。

 私たちは,社会や産業界からの要請に応えるために,回路・システムの設計から半導体集積デバイス・製造プロセス技術までを、未来を形作る社会システムのアプリケーションとして捉えられる視野の広い先端研究者と高度な実務能力を備えた専門技術者を養成します。この分野を目指す学生・社会人に,革新的なアイディアと最先端の研究設備を活用した実践的な研究とそれと直結した教育を提供します。これらの最先端分野の教育・研究はナノデバイス・バイオ融合科学研究所と協力して実施していきます。

半導体集積科学専攻とは 技術革新 エネルギー 環境 医工融合 多値メモリデバイス Si-Ge量子ドット 世界最薄ゲート酸化膜トランジスタ HiSIM-LDMOS トランジスタ特性 超高速CMOSミリ波無線通信 生物発光検出 高感度CMOSセンサ 超短パルス 乳がん検出 デジアナ混載高速低消費電力チップ Siリング光共振器バイオセンサ 30nm超微細トランジスタ

特別教育プログラム

次世代を担う研究者・技術者の育成を目指し、通常の履修プログラムに加えて、以下の2つの教育プログラムを開設しています。
半導体・バイオ融合教育プログラム
半導体実践教育プログラム

教育研究分野

量子半導体工学/極微細デバイス工学/先端集積システム工学/ナノデバイス工学/ナノプロセス工学/知能集積回路工学/マイクロ・ナノ流体工学/光導波路集積デバイス工学/バイオMEMS/半導体・バイオ融合プロジェクト/先端ディスプレイ科学

なお、本専攻の教員は工学部第二類電子システム過程の教育も担当しております。
工学部第二類(電気・電子・システム・情報系)のページへ

広島大学RNBSもみじHiSIM Research Center大学院先端物質科学研究科ナノテクノロジープラットフォーム半導体バイオ