広島大学 大学院先端物質科学研究科 半導体集積科学専攻

第112回 「相棒」
 
東 清一郎
教授
量子半導体工学研究室


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 アコースティックギターは金属弦の振動を木のボディで響かせて音を発するので、ボディの大きさや形状、使う材の種類やメーカー、更には同一モデルでも個体によって鳴り方が結構違う。弦の長さやネックの太さは弾き易さに大きく影響する。この様な訳で、自分にぴったり合うギターを見つけるにはかなりの時間と幸運を必要とする。東京出張の空き時間を利用して御茶ノ水楽器街に足繁く通い、試奏を重ね、納得の一本に出会うのに3年かかった。だが、決まるときは不思議なほど迷いがなかった。胸が弾むような出会いは、この歳になるととりわけ嬉しいものだ。これから時間と共に、弾きこむに連れてどの様な音色へと深まっていくのだろうか。このギターは生涯の相棒だ。



 

 

(2015/02/20)


 

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