第101回 「ゲーム雑談」
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こんにちは。半導体集積科学専攻博士課程前期2年の山野真幸です。前回までの壮大なテーマと打って変わり、今回は私の好きなゲームの話をさせて頂こうと思います。
兄が2人いるため、私が物心ついた頃には身の回りはゲームで溢れていました。皆さんは任天堂のテレビゲーム15というゲーム機をご存知でしょうか。15種類のテニスなどのゲームが内蔵され、プレイヤーは画面両端の棒を上下にしか移動できず、左右にボールを打ち合うという今では信じられないほどシンプルなゲームです。当時は家族でよく対戦したものです。次第にファミコンやスーパーファミコンを触らせてもらえるようになり、のめり込んでいったことを覚えています。モノクロからカラーへ、2Dから3Dへ、ついにはネット環境や各種センサ (加速度、タッチセンサ等)が搭載され進化してきました。
現在発売されているソニーのPlay Station4 (PS4)では驚くほどリアルなグラフィックが使用されています。Accelerated Processing Unit (APU)では28nmプロセス、約30億ものトランジスタが使用されていると言われ、その性能はもはやPCとほぼ変わりません。またセンサ技術の進歩により、役者が着ているスーツにマーカーを縫いこみ、赤外線で読み取ることにより3次元データへと変換するモーションキャプチャシステムによりヒューマンライクなグラフィックを生み出しています。
たかが娯楽といえど、ここ30年ほどの間にゲームは素晴らしい進化を遂げ、最先端技術が取り入れられています。私の老後までには、自身が仮想世界に入り込むことが可能な仮想現実ヘッドマウントディスプレイが普及されていることを期待したいと思います。
(2014/09/10)